タンクレストイレのメリットとデメリット

タンクレストイレは、従来のタンク式トイレとは異なり、水を貯めるタンクがないのが特徴です。近年、そのスタイリッシュなデザインと機能性から人気が高まっています。

メリット

1. 省スペース

タンクがないため、従来のタンク式トイレよりも奥行が約10~20cm短くなります。

そのため、奥行が狭いトイレにも設置可能です。

2. 掃除がしやすい

周辺の凹凸がないため、汚れが溜まりにくく掃除がしやすいです。また、タンクがないのでタンクを掃除がなく、その分さらに掃除が簡単になります。

3. デザイン性が高い

シンプルなデザインが多く、トイレ空間をスタイリッシュに演出できます。

4. 節水効果

必要な量だけ水を流すため、従来のタンク式トイレよりも節水できます。

20年ほど前のトイレだと1回で13ℓぐらい水を使用していましたので、今のトイレだと3分の1ぐらいの量ですみます。

一般家庭で年間、1万5000円ほど変わってくると言われています。

昔から使っているトイレをずっと使っている場合は、節水の事を考えること、どこかのタイミングで変えた方が経済的かもしれません。

5. 連続で水を流せる

タンクに水を溜める必要がないため、連続で水を流すことができるので、掃除の時などに待たなくて済みます。

デメリット

1. 価格が高い

タンク式トイレよりも本体価格が5~10万円ほど高くなります。

2. 水圧が低い場合設置できない

水を勢いよく流すために、一定の水圧が必要です。高層階など水圧が低い場合は、設置できない場合があります。

水圧が低いために、後からブースターを施工するなどして余分な費用がかかったりします。

3. 停電時に水が流せない

停電時には、電力を利用して水を流すため、水が流せません。

4. 手洗い機能がない

タンク式トイレでは一般的だった手洗い機能が、タンクレストイレでは搭載されていません。

別に手洗いが必要になるので、器具給排水工事などで7~10万円ほどの費用がかかります。

5. 便座の交換が難しい

便器と便座が一体化しているため、便座のみの交換が難しいです。

破損や故障した場合に、部品の取り置きがなかった場合、全部交換が必要になる場合があります。

まとめ

タンクレストイレには、省スペース、掃除のしやすさ、デザイン性などのメリットがあります。一方、価格が高い、停電時に水がながせない、水圧が低い場合設置できないなどのデメリットもあります。

もし1階と2階両方にトイレを設置するなら、1階は使用頻度が多いのでオシャレで節水効果の高いタンクレストイレにして、2階は停電時にも使えるタンク付きトイレにするなどの方法もあります。

タンクレストイレの購入を検討する際は、メリットとデメリットをよく理解した上で、自分のトイレ環境や予算に合ったものを選ぶことが重要です。


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